気管支鏡による検体から得られた情報により抗菌薬の使用が抑えられ,広域からより狭域スペクトルへ抗菌薬を切り替える際にもこの情報は役に立つ。しかしながら,この検査により転帰が改善することは示されていない。 抗菌薬選択の基本は,有効かつ可能な限り抗菌スペクトルの狭いものを選択することであり,ニューキノロン系や第3~4世代セフェム系,カルバペネム系といった広域スペクトルの薬剤は,耐性菌の発生を防ぐためにも,安易な使用を避けることが重要である。 における別の側面として,広域スペクトルの薬剤や 切り札的な薬剤などの結果をルーチンでは報告しな いまたはルーチンでの測定はしないという方法によ り,抗菌薬適正使用を誘導するという方法も用いら れている。clsi のグループ分けもこの考え方に基づ シリンの抗菌スペクトルを拡大し、さらに経口投与ができるように改良されたものもある。 なお、本章では抗菌性物質の総論的な特性及びそれらの臨床応用に関連する留意点について 述べ、その各論的な事項については第5章で述べる。 抗菌薬以外の誤嚥性肺炎治療cd腸炎含め、感染症予防には粘膜保護薬! 自然に解熱・治癒する 抗菌薬投与せずとも悪化していかない earl ノート 化学性肺臓炎もある! 血中の抗菌薬濃度がピークになるように投与します。また腸管の手術な どの汚染手術を除けば、抗菌薬の予防投与は24 時間以内に投与を終了 することが望ましいとされています。 なお、予防投与における広域抗菌薬の投与はmrsa や緑膿菌などに ! 薬物療法 特定の抗菌薬(抗mrsa薬,ニューキノロン系,カルバペネム系)を届出制にしており ますが,その意義と,上記以外に届出制にした方がよい薬剤がありますか? 届出制について注意すべきことをお教えください.