手当をする方は、右図脊柱の傍ら指2本と4本の線上で肋骨を探り、腰まで肋間を押していきます。慢性になると指4本目の線上にコリや痛みが出てきます。 線上には下図のようなツボがあり、それぞれの狙いと留意点です。 背骨と背骨の間の椎間板という部分が、外に飛び出した時に神経を圧迫して痛みを引き起こす病気です。悪い姿勢での作業や喫煙などによって、起こりやすくなります。 背中や肩甲骨周辺には効果的なツボがたくさんあるのですが、自分では手が届きにくく圧しにくい場所でもあります。そこで今回は自分で圧せて背中や肩甲骨周りの痛みやコリを解消できるツボと、他人に押してもらう背中のツボをご紹介していきます。 背中の痛みを緩和するには、土踏まずのほぼ真ん中の湾曲している部分を、親指からかかとの方向にもむと効果的です。 勇泉(ゆうせん) 湧泉は、体力や気力を高めて体全体を元気にする万能のツボで、土踏まずのやや上の中央、足の指を曲げてへこんだ所にあります。 ツボは、体の中に張りめぐらされたエネルギーネットワークにあるスイッチのようなもので、背中にもたくさんあります。 ツボというスイッチを押すことで内臓など、からだの不調が改善されることもあれば、からだの不調がツボにあらわれることもあると言われています。