債務不履行に基づく損害賠償債権 債務不履行に基づく損害賠償債権は、消滅時効の起算点は本来の債務の履行を請求できる時、履行遅滞の時期は請求を受けた時です。消費貸借に基づく返還請求権 (消滅時効に関する改正事項) 前回に引き続き、今回の民法改正における重要な改正点の1つである、消滅時効に関する改正事項、具体的には、①不法行為による損害賠償請求権の消滅時効及び②人の生命又は身体の侵害による損害賠償請求権の消滅時効を取り扱う。 民法709条不法行為責任と、415条債務不履行責任の違いについて解説します。立証責任、過失相殺、損害賠償の範囲・方法、時効、履行遅滞の時期について比較しながら両者の違いを押さえていきましょう。 債務不履行(さいむふりこう)とは、債務者が、正当な事由がないのに債務の本旨に従った給付をしないこと [1]。債権者側からみた給付障害という概念が用いられることもある [2]。 以下、民法の条文は条数のみ記載する。 債務不履行 不法行為 過失の立証責任 債務者 債権者 消滅時効 10年(167条1項) 3年(724条前段) 損害賠償の範囲 416条 416条類推(判例) 慰謝料 条文はないが認められる 710条・711条 賠償者多数の場合 条文なし(分割 債務不履行とは?損害賠償の範囲や時効についても徹底解説! 2019年4月7日 お金を払ったのに、相手に契約義務を果たしてもらえなかった・・・。 そんなとき、”何をどうすればいいの?